年代別ネタ集
回想法をやってみたいけれど、
「何を話題にしたらいい?」
「どんなものを用意すればいい?」
と迷うこともありますよね。
回想法では、昔の歌や家電、ニュースなど、身近なものが会話のきっかけになります。
今回は、70代・80代・90代を目安に、回想法に使いやすいネタをまとめました。
※年代はあくまで目安です。育った地域や生活経験によって、懐かしいものは一人ひとり違います。
70代の回想法ネタ
懐かしい歌
- 『いい日旅立ち』
- 『北の宿から』
- 『津軽海峡・冬景色』
- 『UFO』
- 『また逢う日まで』
懐かしい家電・生活用品
- カラーテレビ
- ラジオ
- カセットテープ
- ラジカセ
- 電子レンジ
- 電気炊飯器
ニュース・出来事
- 大阪万博(1970年)
- オイルショック
- 新幹線の発展
- バブル景気
- 昭和から平成への改元
声かけ例
「この歌、よく聴きましたか?」
「カセットテープで音楽を聴いていましたか?」
「大阪万博の頃は、どんな生活をしていましたか?」
80代の回想法ネタ
懐かしい歌
- 『上を向いて歩こう』
- 『高校三年生』
- 『青い山脈』
- 『三百六十五歩のマーチ』
- 『瀬戸の花嫁』
懐かしい家電・生活用品
- ラジオ
- 白黒テレビ
- 電気冷蔵庫
- 電気洗濯機
- 電気炊飯器
- トランジスタラジオ
ニュース・出来事
- 戦後の復興
- 東京オリンピック(1964年)
- 東海道新幹線の開業(1964年)
- 大阪万博(1970年)
- 高度経済成長
声かけ例
「東京オリンピックの頃は、何をしていましたか?」
「新幹線ができたとき、どんな印象でしたか?」
「テレビが家に来たとき、家族でどんな番組を見ましたか?」
90代の回想法ネタ
懐かしい歌
- 『リンゴの唄』
- 『東京ブギウギ』
- 『青い山脈』
- 『銀座カンカン娘』
- 『憧れのハワイ航路』
懐かしい家電・生活用品
- ラジオ
- 初期のテレビ
- ちゃぶ台
- 氷を使った冷蔵庫
- 昔の調理道具
ニュース・出来事
- 戦時中の暮らし
- 終戦(1945年)
- 戦後の復興
- 東京オリンピック(1964年)
- 新幹線開業(1964年)
声かけ例
「子どもの頃は、どんな遊びをしていましたか?」
「この歌を聴いたことがありますか?」
「テレビが家に来たとき、どんな様子でしたか?」
年代だけで決めつけない
ここで大切なのは、年代別のリストを「正解」として使わないことです。
同じ70代でも、懐かしい歌や思い出の出来事は違います。
そのため、
「これ、懐かしいですよね?」
と決めつけるより、
「これを見て、何か思い出すことはありますか?」
と聞いてみましょう。
反応がなければ、別の歌や写真、道具に変えてみます。
思い出を「当てる」のではなく、話を広げる
たとえば「東京オリンピック」というニュースを見せたとします。
そこで、
「東京オリンピックは1964年でした」
と説明して終わるのではなく、
「その頃は何をしていましたか?」
「テレビで見ましたか?」
「どんな仕事をしていましたか?」
と、その人自身の経験につなげていきます。
回想法では、出来事そのものより、その人がどう経験したかが大切です。
回想法のネタは身近なところに
昔の写真、歌、家電、ニュース。
特別なものを用意しなくても、会話のきっかけは身近なところにあります。
「この歌、知っていますか?」
「昔、こんな家電を使っていましたか?」
「このニュースがあった頃、どんな生活をしていましたか?」
そんな一言から、その人の思い出が始まることがあります。
回想法では、たくさん話してもらう必要はありません。
その人が話したくなったことを、その人のペースで聴く。
それだけでも、介護の時間が少し違ったものになるかもしれません。
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