暑い時期にも秋を感じよう
最近は、9月になってもまだまだ暑い日が続きます。
そのため、外に出て季節を感じるのが難しい日も多いですよね。
そんなときは、室内でも秋らしさを感じられるレクリエーションを取り入れるのがおすすめです。
今回は、暑さが残る9月でも無理なく楽しめて、利用者さんと一緒に秋を感じられるレクリエーションを5つご紹介します。
① お月見うさぎの壁飾り作り
9月といえば「お月見」。
2026年の中秋の名月(十五夜)は9月25日(金)だそうですよ。
折り紙や色画用紙を使って、満月やうさぎ、ススキなどを作り、壁面を飾ってみましょう。
完成した作品を施設内に飾れば、涼しい室内でも季節を感じられる空間づくりにつながります。
用意するもの
- 色画用紙
- 折り紙
- のり
- はさみ
- クレヨンや色鉛筆
おすすめポイント
指先を使う作業は、手指の運動にもなります。また、「昔はお月見団子を作ったね」など、思い出話も自然に広がります。
② 敬老の日メッセージカード作り
9月には敬老の日があります。
ご家族へ向けたメッセージや、自分への応援メッセージを書いても素敵です。
絵を描いたり、シールを貼ったりするだけでも、世界に一つだけのカードが完成します。
おすすめポイント
作品を通して「ありがとう」「嬉しい」という気持ちを表現できる時間になります。暑い日でも、室内でゆっくり取り組めるのも魅力です。
③ 秋の味覚ビンゴ
升目だけの用紙を用意し、利用者さんに思い浮かぶ秋の食べ物を書いてもらいましょう。
「秋といえば何を思い浮かべますか?」
「好きだった秋の味覚は何ですか?」
と声をかけると、自然と会話も弾みます。
全員が書き終えたら、一人ずつ順番に食べ物を読み上げてもらいます。
「私は栗を書きました」
「私は柿が好きです」
「さんまは毎年楽しみでした」
など、それぞれの思い出を話してもらうことで、回想法にもつながります。
その後、読み上げられた食べ物を使ってビンゴゲームを始めると、利用者さん自身が作ったオリジナルのビンゴカードになり、より参加意欲が高まるでしょう。
ポイント
自分で考えて書き、みんなの前で発表する流れにすることで、認知機能への刺激だけでなく、会話のきっかけにもなります。答えに正解・不正解はないため、一人ひとりの思い出や好みを大切にしながら進めることが大切です。
④ お月見ボール送りゲーム
黄色いボールを満月に見立て、隣の人へ送っていくゲームです。
新聞紙の棒やうちわを使って送ると難易度が上がり、チーム対抗でも楽しめます。
おすすめポイント
座ったままでも参加しやすく、上肢の運動や協力する楽しさを感じられます。冷房の効いた室内でも、秋らしい雰囲気を取り入れやすいレクリエーションです。
⑤ 秋の歌で音楽レクリエーション
秋の童謡や唱歌を歌いながら、その歌にまつわる思い出を語り合ってみましょう。
おすすめの曲
- 赤とんぼ
- 里の秋
- 虫のこえ
- 小さい秋みつけた
- もみじ
歌った後に、
「子どもの頃はどんな秋を過ごしていましたか?」
と尋ねると、昔の思い出が自然と引き出されます。
おすすめポイント
歌は心を和らげるだけでなく、懐かしい記憶を呼び起こすきっかけにもなります。外はまだ暑くても、歌や会話から秋を感じられるのが魅力です。
心理師からのワンポイント
レクリエーションは、作品を上手に作ることやゲームで勝つことだけが目的ではありません。
季節を感じたり、昔の思い出を語ったり、「できた」「楽しかった」と感じる時間そのものが心の健康につながります。
認知症のある方も、季節の風景や歌、食べ物の話題などをきっかけに、自然と笑顔が見られることがあります。
まだ暑さが残る9月だからこそ、無理に外へ出なくても、室内で秋を感じられる工夫を取り入れてみてください。
まとめ
最近は9月になっても暑い日が続くことが多く、季節の変わり目を感じにくいこともあります。
そんなときこそ、室内で楽しめる秋のレクリエーションが活躍します。
今回ご紹介したレクリエーションは、特別な準備をしなくても始められるものばかりです。
利用者さん一人ひとりのペースを大切にしながら、「秋っていいね」「楽しかったね」と笑顔になれる時間を、ぜひ一緒につくってみてください。


